ロゼレム【ラメルテオン】自然な眠気

ロゼレム

ロゼレムは、武田薬品が開発した新しいタイプの睡眠薬です。
ベンゾジアゼピン系・非ベンゾジアゼピン系とは異なり、体内時計を整えて自然な眠気を起こす働きがあります。

もともと体内に備わっているホルモンの働きを強化するため、依存や耐性のリスクがほとんどありません。

ロゼレムの有効成分と効果

ロゼレムの有効成分:ラメルテオン
効果:不眠症の改善

ロゼレムの有効成分・ラメルテオンは、メラトニン受容体作動薬という分類の薬剤です。

睡眠ホルモン・メラトニンの受け皿を増やして、夜になると眠くなるという生理的な反応を起こしやすくします
自然な眠気を強める睡眠薬なので、誰もが同じように効果を感じられるわけではありません。
効果の実感までに時間がかかるケースも多く、2~4週間ほど服用を続けて少しずつ睡眠のリズムや質が改善されていくようになります。

ロゼレムは先発医薬品で、日本の医療機関で広く用いられています。
日本ではジェネリック医薬品の製造・販売は行なわれていませんが、海外ではインドのサンファーマ社がラミタックスという商品名のロゼレム・ジェネリックを販売しています。

メラトニンとは

メラトニンは、脳内で分泌されているホルモン。
副交感神経を優位にする作用があり、脳や体を休ませる役割があります。

人間の体は、太陽が昇ると覚醒して日が沈むと休息するようにできています。
メラトニンは体を休息モードに切り替えるため、夜間に分泌量が増加。
しかし、夜ふかしや夜間の仕事によって昼夜の感覚が乱れるとメラトニンの分泌が低下し、睡眠のリズムも不安定になってしまいます。

またメラトニンは、成長・加齢とともに減少していきます。
高齢者が不眠になりやすいのは、メラトニン量が低下して体内時計が乱れてしまうからなのです。

メラトニンは、海外ではサプリメントとしてポピュラーな存在です。
しかし日本ではメラトニンを含む製剤はほとんど流通しておらず、メラトニンを増強できる飲み薬はロゼレムのみ。

唯一認められているメラトニン製剤はメラトベルといって、小児の神経発達症による過覚醒緩和にのみ使用可能です。

自然に眠れる体作り

ロゼレムは、メラトニンの働きを増強して自然な眠気を促す睡眠薬です。

日が沈むと眠くなるという生理的な眠気を起こすため、

・入眠障害、中途覚醒、早朝覚醒、熟眠障害など、不眠の幅広い症状に適応
・体内時計のサイクルが整う
・依存性が極めて低い

といったメリットがあります。

ただし、飲めば眠れるという明確かつ強力な睡眠作用はなく、人によっては効果が乏しく感じるかもしれません。

ロゼレムとほかの睡眠薬の違い

睡眠薬の多くはベンゾジアゼピン系・非ベンゾジアゼピン系に分類されており、脳の働きを落ち着かせて睡眠へと移行させる働きがあります。

ロゼレムは、体内時計を整えて自然な眠りを強めるのが役割。
そのため、ほかの睡眠薬と比べてハッキリとした飲めば寝られるという実感が得にくいというデメリットがあります。

反対に、「自力で眠れるようになりたい」「強制的な睡眠薬を飲むことに抵抗がある」という人は安心して服用を続けられます。

>ロゼレムの服用方法

ロゼレムは、就寝前に1錠を服用します。

1日の最大摂取量は8mg(1錠)です。
2~4mgでも有効性が認められているため、初めて服用する人や実際に飲んでみて日中の眠気が強まったという人は摂取量を少なめに調整してみましょう。

ロゼレムの副作用・注意・禁忌

ロゼレムは体への影響が少ない睡眠薬ですが、眠気や頭痛といった副作用が報告されています。

副作用が現れる原因は、ラメルテオンそのものの作用よりもメラトニンのバランス変化による影響が大きめ。
メラトニンが働きやすい体質の人は睡眠に影響を受けやすく、起床後まで眠気を引きずりやすくなってしまいます。

日中に眠気が起きやすい場合には、用量が多すぎる可能性があります。
一旦用量を減らしてみて、効果が物足りなく感じたら1錠に戻すといった方法を試してみましょう。
また、服用時刻を早めてみるのも有効。
就寝直前に飲んでいて翌日への影響が大きい人は、1~2時間ほど服用タイミングを早めてみてください。

頭痛については、体がロゼレムに慣れていけば緩和されると考えられています。
体が慣れるのを待つ、もしくはほかの睡眠薬に変更するという方法で対処できます。

ベンゾジアゼピン系睡眠薬からロゼレムに変更する場合

脳に作用して入眠を促すベンゾジアゼピン・非ベンゾジアゼピン系睡眠薬による治療をやめてロゼレムに変更すると、不眠の症状が強まる場合があります。
これは、前に飲んでいた睡眠薬の離脱症状が起きているから。
長期に渡って服用している睡眠薬がある場合には、自己判断でロゼレムに変更することは控えておきましょう。

また、ロゼレムを1ヵ月以上服用しているけどまったく効果を感じられないという場合には、ベンゾジアゼピン・非ベンゾジアゼピン系の睡眠薬を検討してみてください。

不眠症の治療においては、症状や体質に適した睡眠薬を選ぶことが重要。
安定した睡眠サイクルを取り戻すことで、少しずつ自力で眠れる体作りを目指していきます。

ロゼレムの口コミ・体験談

しょこたんさん

精神科でロゼレムを出されたことがあります。
毎日眠くなるまでお酒を飲んでいてアルコール依存の恐れがあるということで、飲酒せずに眠れるようになりましょうということで処方されました。(粉末にした4mg)
飲み始めのころは寝つきがよくなったとは思えず、むしろ日中の眠気やだるさが不快でした。
でも毎日飲んでるうち、に少しずつ寝る時間が早まっていったので、これは合っているのかも…と思えるように。

病院に通わなくなって服用もやめていたんですが、最近また睡眠が不規則になってきたので通販で買ってみました。
薬価が高いのがネックですが、わざわざ通院することを考えたら許容範囲です。
日本のメーカーだし信頼している薬なので、手軽に買えてよかったです。