お守り常備薬ノルレボの効果・飲み方

ノルレボは国内でも処方される緊急避妊薬と同じ成分を配合しています。
これまでの緊急避妊方法は1回2錠を服用するヤッペ法を用いていましたが、避妊阻止率が57%と低いことが懸念されていました。
しかし、フランスで1999年に開発されたノルレボは1回1錠で85%もの避妊率を誇ります。
現在ではフランスのみならず、世界中の医療機関で処方されておりWHO(世界保健機構)も必須医薬品として導入の推奨をしているのです。

ノルレボの有効成分と効果


有効成分:レボノルゲストレル
効果・効能:望まない妊娠を阻止します

ノルレボは性行為時にコンドームが破けたり、そもそもゴムを着用しておらず膣内射精されてしまった際に服用する緊急避妊薬です。
排卵を遅らせたり、受精卵の着床を予防したりする効果があります。

有効成分であるレボノルゲストレルは黄体ホルモンのとして働きを持っています。
通常、黄体ホルモンが少なくなると脳からの指令で卵巣で生成されます。黄体ホルモンは排卵の誘発や子宮内膜の成長を促進する働きがあり、妊娠に深く関係しています。
レボノルゲストレルを服用すると、黄体ホルモンが一気に体内で増加して脳が「分泌量が十分だ」と勘違いします。
その結果黄体ホルモンの分泌が減少して、妊娠の前準備である排卵や子宮内膜の成長といった働きが抑制され妊娠を阻止できるのです。

万が一、排卵して受精したとしても子宮内膜を成長させて受精卵の着床を抑制します。
そのまま月経として体外へと流れるので、妊娠が可能となるのです。

緊急避妊と妊娠中絶は意味が異なります

ノルレボはあくまでも緊急用の避妊薬です。
すでに妊娠状態になっている場合は効果を発揮できません。そのため中絶目的で服用するのはNG。
緊急避妊は妊娠を阻止する薬であり、中絶はすでに妊娠している状態を手術によって胎児をおろす行為を指します。

ノルレボの服用方法

1回1錠を性行為後の72時間以内に服用します

ノルレボは緊急避妊薬のため、避妊失敗した後の72時間以内に服用してください。
1回に1錠以上服用しても効果は増強しません。用量は守りましょう。

ノルレボの成分が吸収されるまで2~3時間ほど用する場合があるため、もし服用した後に錠剤ごと吐いてしまった時は追加でもう1錠服用してください。

早く服用すればするほど高い避妊率が期待できます。逆に時間がたてばたつほど避妊率が低下していきます。
72時間を超えると避妊阻止率はかなり低下するため、可能であれば72時間以内ではなく12時間以内に服用しましょう。

日頃から避妊するなら低用量ピルを飲もう

ノルレボは緊急時に服用するピルです。
低用量ピルのように常に避妊効果を発揮しているわけではありません。そのため日頃から避妊をしたい人は低用量ピルの服用を推奨します。

ノルレボの副作用・禁忌事項

・ノルレボの副作用
頭痛や吐き気、倦怠感、疲労感、傾眠、腹痛など
服用した3~4日後、遅くても2週間以内に生理のような出血がある場合は避妊に成功したというサインで副作用ではありません。
消退出血といいますが、初めて見る人はなかなか見分けがつかない場合があるため出血しても不安な人は医師による診断を受けましょう。

・併用禁忌薬
抗けいれん薬やHIVプロテーア阻害薬、非ヌクレシオド系逆転写、酵素阻害薬、セントジョーンズワート

・併用注意薬
フェノバルビタール、フェニトイン、プリミドン、カルバマゼピン、リトナビル、エファビレンツ、リファブチン、リファンピシン、セイヨウオトギリソウ含有食品

・服用してはならない人
レボノルゲストレルに対して過敏症の既往歴がある、重度の肝障害、妊娠中あるいは授乳中の女性、心疾患・肝疾患の既往歴がある